今回は、AWSのCloud9でRails6の開発環境を構築する手順をまとめていきます。
Rubyの環境構築
まずは、Rubyの環境を構築していきます。
Cloud9の画面の下部にあるターミナルで以下のコマンドを実行していきます。
まずは、yumのパッケージをアップデートします。
$ sudo yum update
rvmを使用して、Rubyのバージョンを切り替える
今回はRVMを使って、Rubyのバージョンを管理していきます。
まず、rvmはCloud9には最初からインストールされているはずです。ここでは念の為、インストールされているか確認します。
$ rvm -v
次に今の時点で切り替えができるRubyのバージョンを確認します。
$ rvm list
=* ruby-2.6.3 [ x86_64 ]
今は、ruby-2.6.3が使えるようです。今回はRubyはこのバージョンで進めますが、違うバージョンがいい場合は、以下のコマンドで違うバージョンのRubyをインストールしてください。
$ rvm install バージョン値
そして、デフォルトのRubyのバージョンを違うバージョン値に変えておきましょう。
$ rvm --default use バージョン値
こうすることでターミナルを再起動しても指定したRubyのバージョンを使うことができます。
Railsの環境構築
まず、railsコマンドがインストールされていないことを確認します。
$ rails -v
bash: rails: command not found
gemのインストール
Railsはgemというコマンドを使ってインストールしていきます。
まず、gemがインストールされていることを確認します。
$ gem -v
3.0.8
Railsのインストール
次に、gemを使ってRailsをインストールしていきます。
$ gem install rails -v バージョン値
上のように「-v バージョン値」をつけることでインストールするRailsのバージョン値を指定することができます。つけないと最新バージョンをインストールします。今回は付けずに最新バージョンをインストールします。
インストールが完了したら、以下のコマンドでRailsのバージョンを確認します。
$ rails -v
Rails 6.1.3.2
以上で、Railsの環境構築は終了です。