今回は、git tagの使い方をまとめていきます。
tagの作成
大前提として、tagは特定のコミットに対して付与されます。
つまり、コミットを指定せずにtagをつけた場合は、現在のブランチの最新のコミットに対して付与されます。
コメント(注釈)付きの場合
git tag -a タグ -m 'タグのコメント'
例) git tag -a v1.4 -m ‘my version 1.4’
-m を省略して実行するとエディタが立ち上がるので、そこで編集することも可能です。
タグ付けした人の情報・日時・コメントも格納されます。
コメント(注釈)なしの場合
git tag タグ
例) git tag v1.4
コメント付きの場合と違い、タグに関する情報は格納されません。
後からtagをつける場合
git tag -a タグ -m 'コメント' コミット
例) git tag -a v1.2 -m ‘version 1.2’ 9fceb02
tagを打ち忘れた場合でも、コミットを指定してtagを打てば大丈夫です。
tagの共有
git push origin タグ名
例) git push origin v1.5
tagは作成しただけではリモートには反映されないのでpushしてやる必要があります。
tagの確認
一覧の表示
git tag
tagのリストがアルファベット順に表示されます。
git tag -l 'v1.4.2.*'
のように、パターンマッチで検索することも出来ます。
特定のtagを確認
git show タグ名
例) git show v1.4
注釈なしで登録された場合は
・commit
・Merge
・Author: コミットを行った人
・Date: コミットが行われた日時
の情報が、
注釈ありで登録された場合は
・タグ付けした人の情報
・タグをつけた日時
・注釈メッセージ
が追加で表示されます。
タグの削除
まだpushしていないtagの場合
git tag -d タグ名
で削除可能。
既にpushしたtagの場合
既にpushしたtagは原則削除してはいけません。
以上が、git tagの使い方のまとめでした。