ローカルマシンとリモートマシン、またはリモートマシン同士でファイルをコピーしたいときに使用するコマンドがscpコマンドです。VM内のファイルをホストOSにコピーするときや、逆にホストOS内のファイルをVM内にコピーするときなどに使います。通信にはsshを使用します。
scpコマンド
scpコマンドは以下のように記述します。
$ scp [オプション] コピー元のパス 保存先のパス
オプション
オプション | 説明 |
-i 鍵ファイル | ssh接続に使う鍵ファイルを指定する |
-P ポート番号 | 接続に使用するポートを指定する |
-p | コピー元のタイムスタンプやパーミッションを保持する |
-r | ディレクトリ毎に再起的にコピーする |
パス
パスは以下のように記述していきます。
ユーザ名@サーバのホスト名(またはIPアドレス):コピーしたいファイル、または保存先のパス
ローカルの場合は、ユーザ名@サーバのホスト名(またはIPアドレス):を省略できます。
リモートのファイルをローカルのカレントディレクトリへコピー
$ scp user@xxx.xxx.xxx.xxx:~/example.txt ./
ローカルのカレントディレクトリのファイルをリモートのホームディレクトリへコピー
$ scp example.txt user@xxx.xxx.xxx.xxx:~/
以上がscpコマンドの使い方です。