マルチタスクは非効率?一日を変える集中術

「一日中働いているのに、なぜかやることが減らない…」

僕自身、以前は常にタブを10個以上開いて、Slackの通知に追われながら、ToDoリストを眺めてはタスクの波に飲まれていました。やってもやっても終わらない感覚、あれって結構しんどいんですよね。

そんなある日、ふと手に取った本で「シングルタスク」という考え方に出会いました。ひとつのことに集中する、それだけのことなのに、驚くほど心が軽くなったのを今でも覚えています。

今回は、そんなシングルタスクの基本から、実際にどうやって生活に取り入れるのかまで、実体験を交えてご紹介します!

シングルタスクとは?その魅力と効果

シングルタスクの基本

シングルタスクとは、ひとつの作業に集中し、完了させてから次に進むという仕事術のことです。反対に、複数の作業を同時進行することを「マルチタスク」と呼びます。

シングルタスクのメリット

  • 集中力が高まる:途中で他の作業に気を取られないため、深い集中が得られます。
  • ミスが減る:一つのことに意識を向けるため、ケアレスミスが激減。
  • 達成感を得やすい:タスクが完了するたびに達成感が得られ、モチベーションアップに繋がります。
  • 疲労感が減る:脳の切り替えが減ることで、精神的な消耗が軽くなり、作業後の疲れが和らぎます。
  • 時間管理がしやすくなる:一つの作業に集中することで、どれだけの時間がかかるか把握しやすくなり、スケジューリングの精度が上がります。
  • 自己効力感が上がる:1つずつ確実に完了していくプロセスが、「自分はできる」という感覚を育ててくれます。

脳科学的にも、実は人間の脳は“真のマルチタスク”ができないと言われています。切り替えのたびに認知負荷がかかり、結果的に効率が落ちるんです。

今日からできる!シングルタスクの実践ステップ

1. タスクを明確に分解する

「資料作成」「返信対応」など、ひとくくりにせず、もっと具体的に分けましょう。

  • NG例:「会議準備」
  • OK例:「議事録のテンプレ作成」「資料のグラフ差し替え」「会議室の予約」

明確になることで、1つずつ完了させる流れが作れます。

2. タイマーで時間を区切る

ポモドーロ・テクニックなど、25分集中+5分休憩を1セットにする方法がおすすめです。時間を意識することで、「今やってること」に集中しやすくなります。

3. 通知は“全部オフ”にする

スマホやPCの通知は、気づいた瞬間に集中が切れます。作業時間中は、通知をオフにしておきましょう。SlackやLINEは、見る時間を決めておくのがコツです。

4. 「今やることリスト」を作る

朝や仕事前に「今日はこれをやる」と3〜5個に絞って書き出しておくと、迷いなく作業に入れます。完了ごとにチェックを入れると達成感も得られます!

実際にやってみたらこうなった

僕がシングルタスクを意識し始めたのは、仕事とプライベートの境目が曖昧になって、常に何かに追われている感覚があったからです。

最初は「これだけやる」って決めるのが難しかったけど、数日続けてみると変化を感じ始めました。特に効果が大きかったのは、

  • 朝イチにやるべきタスクを1つだけ決める
  • 集中時間中はスマホを別室に置く
  • 作業後に5分だけ散歩する

この3つを習慣にすることで、以前よりもタスクの消化が早くなり、気持ちに余裕が生まれました。夜もぐっすり眠れるようになったのは、副次的な嬉しい効果です。

まとめ

シングルタスクは、「特別なスキル」ではなく「意識の持ち方」の話です。いきなりすべてを変える必要はありません。まずは、

  • 今日やるべきタスクを1つに絞る
  • 通知を切って30分だけ集中してみる

この小さな一歩からでOKです。

日々に追われる毎日を、少しでも自分主導に変えていくために。ぜひ、シングルタスクの力を体感してみてください!