「今年こそ英語を勉強する!」「ダイエットしたいな」「もっと仕事で評価されたい」──こんな目標、立てたことありませんか?
でも実際は、数週間でやる気がなくなってフェードアウト…。そんな経験、誰しも一度はあるはずです。僕自身、過去に何度も同じ失敗を繰り返してきました。
その原因は、「目標が曖昧すぎる」ことにあるんです。
今回は、ビジネスでもプライベートでも使える「SMART」という目標設定法を紹介します。これを知ってから、僕は仕事でも副業でも成果を出せるようになりました。
SMARTとは?5つの要素で構成される目標設定のフレームワーク
SMARTは、以下の5つの要素の頭文字をとったものです。
- S:Specific(具体的)
- M:Measurable(測定可能)
- A:Achievable(達成可能)
- R:Relevant(関連性がある)
- T:Time-bound(期限がある)
一つずつ、詳しく見ていきましょう。
Specific(具体的であること)
「もっと本を読む」よりも「ビジネス書を月2冊読む」のように、何を、どれくらい、どうやって、を明確にします。
Measurable(測定可能であること)
目標の達成度が数値で分かると、モチベーションも維持しやすいです。「体重を減らす」ではなく「3ヶ月で5kg減量する」など、進捗を確認できる指標を設定しましょう。
Achievable(達成可能であること)
高すぎる目標は逆効果。「英語をペラペラに話す」よりも、「毎日15分間、英語ニュースを聞く」など、自分の現状に合わせて段階的に設定することが大切です。
Relevant(関連性があること)
目標が自分の価値観や目的と一致しているかも重要です。たとえば「資格を取る」としても、それが今のキャリアにどう活かせるかを考えることで、モチベーションが持続します。
Time-bound(期限があること)
いつまでに達成するかを明確にしないと、行動が後回しになりがちです。「年内に」「今月末までに」と期限を区切るだけで、行動にメリハリがつきます。
SMARTを活用した目標設定のステップ
- 叶えたいことを思い浮かべる
- SMARTの5要素に当てはめてみる
- 書き出して見える化する
- 小さなステップに分解して行動する
僕はNotionにSMART目標シートを作って、毎月レビューしています。可視化すると、驚くほど習慣化しやすくなりますよ。
SMARTの法則を活用した目標設定の具体例
ケース1:キャリアアップを目指すエンジニアの場合
- S(具体的):AWS認定資格を取得する。
- M(測定可能):3ヶ月で100時間の学習を行い、模擬試験で80%以上の正答率を達成する。
- A(達成可能):1日1時間の学習を続ける。
- R(関連性):クラウドエンジニアとしてのスキルを高め、転職や昇進につなげる。
- T(期限を設定):6ヶ月以内に試験を受ける。
ケース2:健康的な体を目指す場合
- S(具体的):体脂肪率を5%減らす。
- M(測定可能):毎日食事のカロリーを記録し、週3回のジム通いを継続する。
- A(達成可能):無理のない食事制限と適度な運動を組み合わせる。
- R(関連性):健康的な体を維持し、仕事のパフォーマンスを向上させる。
- T(期限を設定):3ヶ月以内に体脂肪率を5%減らす。
こうした具体例を参考に、自分の目標もSMARTの法則に当てはめて設定してみましょう!
まとめ
目標がうまくいかないのは、才能や意志の弱さではなく「設定の仕方」が曖昧なせいかもしれません。
SMARTのフレームワークを使えば、どんな目標も「具体的なアクション」に落とし込めます。
- S:具体的にする
- M:数字で測れるようにする
- A:現実的な目標にする
- R:自分に意味のある目標にする
- T:期限を設ける
まずは小さなことから、SMARTで設定してみてください。目標は「願望」ではなく「行動計画」に変えられます。
あなたの次の一歩が、より良い未来につながることを願っています!